
センター長(西臼杵広域行政事務組合 病院事業管理者)の「寺尾公成」でございます。この度は、西臼杵医療センターのホームページをご覧いただきありがとうございます。令和6年4月に当センターが発足し、「経営統合」と「機能再編」を旗印に掲げ、1年目の「救急医療」、2年目の「介護連携」に続いて、3年目の課題として「経営問題」に取り組んでいる最中であります。
令和6年度の全国統計によると、公立医療機関の実に8割超が赤字経営であったとの報告であり、西臼杵医療センターの3つの国保病院(高千穂・日之影・五ヶ瀬)も同様に、人件費高騰や様々なコスト高の影響を受けて、6年度から7年度はさらに赤字が膨れ上がる決算状況となりました。そこで、当センターとしましては、なんとか一矢報いるべく、収益向上と出費削減に対する対応を試みているところです。収益向上に関しては、まず今年度から外部コンサルティングを導入し、本年6月から始まった診療報酬改定に対峙しつつ、「取れるものは取る」といった姿勢で作業に着手しています。また、国から打ち出された病床削減による補助金制度を高千穂病院と五ヶ瀬病院に適応させることにしました。さらには、キャッシュ・フローの動向に眼目をおいて、3町からの資金援助を効率的に受諾することにしました。出費削減に関しては、各部署長会議(薬剤部、放射線部、臨床検査部、リハビリテーション部、臨床工学部、栄養管理部、医療安全科、感染管理科、医療連携科、診療情報科)それぞれに本年度の年間目標を設定させ、積極的に情報共有や共同購入等を取り入れて、細やかながらでも抵抗することにしました。人件費や物価高騰問題は如何ともしがたい難題でありますが、なんとかならないものかと思案しながら動き出したところです。しかしながら、職員一人一人の意識改革がなによりも重要であることは言うまでもなく、向かうべきベクトルの方向を一致させ、一丸となって経営問題に取り組んでいくことが肝要であります。
センター発足後3年目を送っていますが、1年目でスタートし、2年目で発展し、3年目で萎むことがないように、日々努めていきたいと思っています。
「西臼杵医療センター」へのますますのご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
“医療とは、理路整然とした科学と心溢れる情熱の融合である。”
令和8年10月吉日
西臼杵医療センター
センター長 寺尾 公成